原子力、エネルギー、放射線についての解説

 

横浜市青葉区の線量 

 

2011年8月12日に住宅周辺の放射線をシンチレーション式サーベイメータを用いて測定した。その結果は以下のとおりであった。

 

測定場所
マイクロシーベルト毎時
室内
0.04~0.05
庭の地表
0.06~0.08
庭のレンガ表面
0.10
雨に濡れていないレンガ
0.05~0.06
玄関外のタイル表面
0.09~0.10
玄関前の道路の表面
0.09~0.10
道路面から高さ1m
0.06~0.07

 

この結果から以下のことを推定することができる。

雨に濡れたことが明らかであるレンガ、タイル、道路の表面はバックグラウンドよりも若干高い数値を示した。放射線の種類がガンマ線であることから、放射線を放射する源は放射性セシウム(セシウム137、セシウム134)である可能性が高い。

庭の地表で測定された値は4月に高感度個人線量計を用いて測定した下記の値(0.085マイクロシーベルト毎時)とほぼ一致する。

従って、下記の「放射能に汚染されていないと言える」は「若干、放射能に汚染されている」と訂正する。

 

ScintiSurvey

 測定に使用したシンチレーション式サーベイメータ

 これはガンマ線に対する検出感度が高い

 

 

 

高感度個人線量計(アロカ社製)を地面の上に置いて線量の蓄積を測定した。
測定場所は横浜市青葉区の住宅地
測定期間は2011年4月20日から25日までの6日間
測定データ点を直線で結び、その傾きから線量率を求めた。その値は0.085マイクロシーベルト毎時であった。この値から測定場所は(放射能に汚染されていないと言える)若干、放射能に汚染されている。

 

aobadai

kojin senryoukei

写真:測定に使用した高感度個人線量計
(胸のポケットに装着して放射線作業中の蓄積線量を測定する)

 

原子力、エネルギー、放射線